雨漏り修理|折板
ここのところ出社時間帯に雨が降ってくることが多いような気がします。職業柄気にしすぎなのかもしれませんが、これから現場へ出発というタイミングで雨に降られるとストレスになります。最近暖かくなりはじめ、FRP防水での改修工事が増えてきています。春の気まぐれな雨にしばらく悩まされそうです。
先日、想定外の雨漏り修理をすることになったお話を一つ・・・
ここ数年、平成一桁年代に建てられた建物の改修工事のご依頼を多くいただいております。そんな中あるお客様より
「現在、生産スペースになっている部分をショールームにしたいのでリフォームをお願いしたい。」
とのご依頼をいただきました。
既存の生産設備を撤去していただいた後、内部の解体をしてみると、複数の場所で雨漏りがあることが分かりました。解体前の天井は断熱性、防水性のあるパネルのため、生産現場には雨漏りがなく(冷蔵庫のような作りになっていました)年中湿度が高かったため、雨漏りには気づかなかったようです。
リフォーム後の天井は石膏ボード+クロス仕上げのため、雨漏りがあると大変なことになります。急きょ屋根に上り雨漏りの原因を調べてみると、
・折板屋根棟部分からの漏水
・平成一桁年代には一般的な納め方とされている部分が経年劣化し雨漏りの原因となっている。(現在はこのような納め方はしません。)
以上のような事が分かりました。
またサビの発生もあるため本格的に修理をするとそれなりの予算が必要です。
「とりあえず雨漏りが止まればいいです。数年後外部のリフォームを考えます。」
とのご判断で、極力予算が掛からないように「とりあえずの補修」をして様子を見ることにしました。
内部の工事をさせていただくため、しっかりと雨漏り修理をしたいところですが、お客様も想定外の出来事のため「とりあえず雨漏りを止める」ことを優先しながらも様々なことを想定しできるだけの修理をしたいと思っております。
珍しいケースでありますが、雨漏りが発生していても気が付かないこともあるという事例でした。
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