建物 結露|サッシ 窓 壁
この季節になると、結露のご相談をいただくことが多くなります。
窓、サッシ、北側の内壁、屋根などなど・・・
いろいろご相談いただきますが、結露の問題はなかなか厄介で、
「完璧に結露を止める。」ことは正直難しいです。ですから・・
「現場を調査させていただいて、できるだけ結露を減らすような対策を考えてみますが、結露を止めることは難しいです。」と最初からお話しさせていただきます。
先日もある特別養護老人ホームで窓の結露のご相談をいただき、軽減するためのご提案をさせていただくことになりました。
・結露が発生する原因はなにか?
・結露の原因をどうやったら軽減できるか?
・仮に現在結露している部分を軽減できた場合、他の場所に結露が移動しないか?
などなどを重点的に調査し対策を考えます。
昨年出窓の結露と寒さにお困りのお客様からご相談をいただき(ブログ記事)インナーサッシを取り付けました。
結露の原因も大体の見当がつきましたが・・・
・出窓の結露を止めた場合、次にどこが結露するか?
・結露が移動した場合どう対策をとるか?
の2点が問題となりました。
お客様にご説明して、若干費用はプラスになりますが、万が一に備え、移動した場合の対策を考慮した製品を取付させていただきました。
寒さが厳しくなったので、
「結露と部屋の寒さはいかがですか?」
とお伺いしたところ・・・
「部屋がとても暖かく、結露も気になりません。何年も困っていたのになんでもっと早く相談しなかったのか・・・おかげさまで快適に過ごしています。」
とのお言葉をいただき一安心でした。
結露を止めるのは簡単ではありません。原因を調査し、対策が取れれば軽減することは可能となる場合もあります。