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外壁補修|新潟の天候と外壁 中空セメント板(ラムダサイディング)

 8月後半からぐっと気温も下がり過ごしやすくなりました。8/25以降、東京は10月波の気温が続いたとか・・・雨の日も増えてきました。防水工事、塗装工事などは天気予報を見ながらの段取りで、なかなか苦労する季節になってきました。

 

現在弊社では、外壁の改修工事を行っています。既存の外壁は中空セメント板(ラムダサイディング)です。平成元年頃から高級外壁材として、多くの建物に使用されました。が20数年経過してどのように変化したか・・・

ラムダサイディング1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北面の外壁です。表面に、ボコボコとクレーターの様に穴が空いています。

ひどいところは大きくひびが入り割れています。

 

 

ラムダサイディング2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西面も、北面ほどではありませんが、穴が空いています。

 

築25年経過の建物ですが、外壁の塗り替え、補修を一回行っています。

見積もり当初お客様より

「塗装しなおしてください」

と依頼を頂きましたが、現地調査の結果

「塗装は無理です。外壁の張替えをお薦めします。」

と回答させていただきました。

 今回のような中空セメント板、ALC、窯業系サイディングなどは、一度外壁内部に水が浸入すると写真のような劣化が進行しやすい外壁材です。

劣化の進行は主に次のような原因で発生します。

塗装、シーリングなどが劣化→外壁内部へ水が進入→内部に入った水が膨張(夏場は水蒸気、冬場は凍結)→クレーターや亀裂の発生

 特に新潟は夏暑く、冬寒く、雪・雨などが多いため「中空セメント板、ALC、窯業系サイディングなど」の劣化が進行しやすい土地といえます。塗装などの講習会、セミナーなどにでると、全国的に同様の現象が起きているようですが、特に北日本では多い事例のようです。

 パッと見外壁が健全のように見えても、塗装やシーリングの劣化が進行していると、塗装しなおしでは対応できないほど劣化が進みます。特に「軒の出ていない」建物は雨、雪が降る度に外壁上部から最下部までぬれる状況になります。10年程度での外壁チェックでシーリングや塗装の定期的なメンテナンスをすることが大切です。