雨漏り原因 |雪止め金具の錆
昨日まとまった雨が降りました。新潟の名産「枝豆」も「湯上り娘」の出荷が始まりました。枝豆を栽培している方から「ようやく雨が降ってくれたので助かった。雨が降り過ぎるのも駄目だけど、空梅雨も品質に影響するから困っていました。」
近年の天候は、新潟の名物にも影響があるようです。
さてこの雨で、雨漏り修理のご依頼や修理した部分のチェックなど少々忙しくなりました。
1年に1~2件程度しかなかった珍しい原因の雨漏りがここ数ヶ月で4件(疑いも含む)ほどありました。新潟の天候に関係する雨漏り事例なのでチョッと紹介いたします。
「雪止め金具からの雨漏り」です。新潟市内は山間部と比べれば積雪量は少ないですが、そうは言ってもまとまって降る時はそれなりに積もるため、屋根には雪止め金具が必須です。
ここ1年で住宅で2件、工場で2件の雪止め金具が原因と思われる雨漏りが発生しました。
住宅の1件は瓦棒葺の金属屋根です。こちらは屋根材が完全に錆て穴が空いているため、カバーリングで処置しました。工場の1件も屋根全体に錆が発生しているため、現在カバーリングをお薦めしています。
もうひとつの工場屋根は雪止めが2,000m以上もあり、屋根面積もかなり大きいので、雪止めを外してカバーリングとなるとかなりの経費がかかります。幸い雨漏れ箇所もほんの数箇所、錆による穴も確認できないため、簡易補修をお薦めしました。工事をしてみると80%の漏水が止まったため、原因は雪止め金具によるものが大きいようです。もう一度点検・補修をすればほぼ雨漏りは止まると考えています。
《極まれなケースですが、横葺屋根も雪止めが雨漏りの原因になります。》
雨漏りには様々な原因があります。思いもよらぬところから雨漏りしているケースもあります。様々な雨漏りを直してきた勝視商事にお気軽にご相談ください。