外壁雨漏り修理|ALC 押出中空セメント板 メンテナンスの重要性
今週金曜日 3/13 新潟市産業振興センターで開催される「食・環境・健康の展示商談会」まであと3日となりました。ぜひ会場でガイナ、NTフィルムの性能を体感いただきたいと思っております。お気軽に弊社ブースへお立ち寄りください。
さて先日 ALC外壁の雨漏り について書きましたが、新潟の気候では、ALC外壁は普段のメンテナンスをおろそかにすると雨漏り修理が困難になるケースが多く見受けられます。ALC外壁は厚みが100mmのものが標準ですが、発泡コンクリートと呼ばれる部材で、水が外壁にしみこむと内部で膨張(冬は凍結、夏は水蒸気となるため)し、ALC板自体に亀裂を発生させます。この現象が繰り返し起こり、気が付いた頃には手の施しようがなくなります。またALC板は釘、ビス、アンカーなどの支持強度があまり強くないため、ALC板の上から新たに外壁を貼るカバー工法なども難しい面があります。ALCは構造上ALC板とALC板の継ぎ目はすべてコーキングで防水されています。またALC板自体は非常に水に弱く水が入りやすいためコーキングとALC板表面の塗装が非常に重要となります。一度内部に入った水分はALC板の亀裂を大きくしたり、表面の塗装を膨らまし、更に外壁の状態を悪くします。また屋根や屋上周り、窓周り等の雨仕舞いが悪いと同様にALC板内部に水分が入りやすくなります。
ALC板同様窯業系のサイディングや押出中空セメント板なども雨がしみこむと爆裂現象を起こしやすくなり、内部に残った水分が塗装の障害となり、最悪の場合張替えをしなくてはならなくなります。ALC板とセメント押出中空板はバブル期に工期が短い事から、鉄骨造の建物外壁としてよく使われました。しかし最近では外壁リフォームの難しさなども指摘されています。
日頃のメンテナンスと雨漏り初期状況での対処が、建物を長持ちさせるためには重要です。