FRP防水メンテナンス|①トップコート塗り替 目安
新築着工件数が昨年同期比よりもかなり減ってきているようです。
実際に弊社のFRP防水工事も、新築の件数は昨年と比べ減っていますが、FRP防水トップコートの塗り替え、ベランダ防水の全面改修工事、屋上防水改修工事、風呂場の改修工事などリフォーム工事の件数が多くなっています。
そこでリフォーム工事でのFRP防水のメンテナンスについて少し書いてみます。
リフォーム工事で特に多いのが「FRP防水トップコートの塗り替え」工事です。
FRP防水はガラスマット+強化プラスティックで構成されています。
強化プラスティックは紫外線に弱く、トップコートを塗らないと太陽光の紫外線でどんどん劣化が進みます。強化プラスティックの劣化が進むと防水層のガラスマットが出てきます。ここまで来ると防水の効果はなくなってしまいます。
トップコートは防水層を構成する強化プラスティックを保護するとともに、防水の仕上げ材として見た目を良くする効果も持っています。
トップコートの見た目が汚くなってくるという事は、防水層の保護効果もなくなってきているということです。
そういう意味では
「うちのベランダ艶がなくなって見た目が悪くなってきたな・・」
と感じる時期が塗り替えの目安ともいえます。
またトップコート表面にひび割れや、剥離がある場合なども塗り替えの目安となります。ひび割れや剥離の場合は、発生する原因が様々あるため、単純にトップコートを塗り替えるだけでは済まなくなるケースもあります。
トップコートのひび割れ
トップコートの剥離
またトップコート塗り替えの目安として、建物の立地条件、使用状況、建物の構造等(日当たり、ベランダに屋根が有る無い等)にもよりますが、塗り替えの目安としては築7~10年程度で一度チェックしたほうが良いと思います。
トップコート塗り替え前
トップコート塗り替え後
FRP防水のトップコート塗り替えで、防水層を長持ちさせ、雨漏りの心配もなく、見た目も美しいベランダにリフレッシュさせます。