増築部分の谷・内樋 改修FRP防水工事
先日このブログにも書かせていただきましたが、新潟は現在桜が満開です!
春の訪れを喜ぶとともに「日本人のDNA」が騒いでおります!!
夜桜でお酒を楽しみたい!! 騒いでいるのは「呑べいのDNA」でしょうか・・・
さて、桜も満開となり気温も天候も穏やかになってきましたので久しぶりに防水工事の話題を・・・
弊社が日頃お世話になっております工務店の社長様から
「住宅の瓦屋根から漏水があり困っている。FRP防水で何とかならないかな?」とのご依頼を頂きました。
現地調査に伺ってみると、かなり以前に増築をされた部分の母屋(既存住宅部分)と増築した部分との境目に谷が設けてあり、そこからの漏水の様です。外壁と瓦の取り合い部分の板金処理部分にも原因がありそうです。
通常瓦屋根の谷部分(屋根の角度が変わる接合部分)は板金で処理しておりますが、増築工事を行ってからかなりの年数がたっているため板金がさびて漏水し、外壁との取り合いもかなり錆が出ている様子・・・
漏水をとめるにあたり
瓦をはがす→下地の木工事→防水工事→瓦の復旧
の工程となり、瓦屋さん、大工さん、弊社防水職人との連携がカギとなる工事です。
工程面だけでなく、瓦の納め方と防水の納め方も違うため下地の木工事を瓦屋さんと防水工事と合うように大工さん、瓦屋さん、弊社の3者で綿密な打ち合わせをすることも必要です。
さすが様々な現場を経験してきた職人達です。この現場に最適な施工方法を提案し話し合いすんなりと意見がまとまりました。
いざ着工!・・・・にあたりもうひとつ気がかりなのは天候です。1週間雨が降らない中で工事ができるのがベストです。
春の気まぐれな天気の中で天気予報とにらめっこしながら、できるだけ工期を短縮する工夫を3者で行い、雨が降っても雨漏りがしないところまで何とか無事工事を終えました。
新築工事ではおそらく見ることができない、職人の経験とチームワークを見ることができました。
今回のケースは谷ですが、既存部分と増築部分を内樋等で接合しているケースもあります。また増改築の場合、既存の建物と増改築部分の建物の動きが違ってくるケースが多く、接合部分の工事には細心の注意が必要です。あとで漏水の原因とならないようにできるだけ信頼性の高い工法で工事することをお勧めいたします。