内窓サッシと断熱ガラスフィルム省エネ性能差
先日、リフォーム工事をご注文いただいたお客様より
「窓が寒いので内窓のサッシをつけたいけど、御社おすすめのNTフィルムとどちらがいいの?」とご質問を頂きました。
熱は高いところから低いところへと移動します。
夏は外気温 < 冷房の効いた室温ですので外の熱が室内に侵入してきます。
冬は外気温 > 暖房の効いた室温となり内部の熱が外部に逃げていきます。
内窓サッシ(複層ガラス)は
ガラス+空気層+ガラスの構造です。
今回のご質問の答えは「ガラスと空気層で熱の移動を防ぐ能力とガラスとNTフィルムの組み合わせによって防ぐ能力どちらが高いか?」
ということになります。
この能力(断熱性能)は数値で出ますがちょっと難しいお話なので簡単に説明させていただくと
断熱性能はガラス+空気層+ガラス<<<NTフィルム+ガラス
位の差があります。
そんなことを加味したうえで今回のお施主様へ
「NTフィルムのほうが断熱性能は高いです。・・・がお施主様の場合は建物の築年数が20年以上でサッシの気密性能が落ちているので内窓サッシを付けたほうがすきま風が入ってこない分冬場は暖かく感じると思います。」
と回答させていただきました。
すきま風が影響する場合はいくらNTフィルムの断熱性能が高くても意味がありません。
単純に数値のみの性能差だけではなく、適材適所を判断の上工事をさせていただきました。