ベランダの雨漏り|FRP防水改修 ベランダのメンテナンス
気が付けば10月も後半にさしかかりました。防水やガイナなどの工事だけでなく、「高齢者用の手すり取付をしてほしい」、「シャッターの不具合を見てほしい」、「結露がひどいので寒くなる前にインナーサッシを取り付けてほしい」、「玄関ドアのかぎがなくなったので交換してほしい」などなどお付き合いさせていただくお客様から様々な建物に関するご相談をいただき、より快適な建物になるよう日々過ごしています。バタバタと過ごしていると時間が経つのが早く感じます。
このところベランダ、屋上、ふろ場などのFRP防水改修工事が続きましたがようやくひと段落しそうです。FRP防水改修の中で最もお問い合わせが多いのが、ベランダ防水の改修工事です。ベランダ防水の改修工事も主に2種類に分けられます。
一つ目はトップコートの塗り替えです。FRP防水はベランダの使用方法や方角、屋根の有無など条件によって差はありますが、8~10年に一度トップコートの塗り替えを行えば、防水層が傷むことはほとんどありません。
FRP防水層のチェック→清掃・洗浄→(必要があれば)FRP防水層の部分補修→下地処理→トップコートの塗り替え
このような工程で進みますので、費用もそれほど掛かりません。定期的なメンテナンスをすることで雨漏りの心配は大きく減少します。
二つ目はFRP防水層から施工する全面的改修のケースです。このケースで多いのが「サッシ回りや笠木、外壁などから漏水し、FRP防水の下地コンパネがぬれた場合」です。このケースは下地のコンパネから交換が必要になります。(場合によっては根太まで)二つ目はトップコートの塗り替え時期を過ぎてFRP防水層まで劣化が進んだ場合です。このケースはFRP防水層の処理で済む場合もありますが、下地コンパネをもう一度貼らなくてはならないケースもあります。
いずれの場合でも、FRP防水が傷んだ原因を特定しなければ、同じことの繰り返しとなります。「何度なおしても雨漏りが止まらない。」というケースは雨漏りの原因を特定せず、安易に見える部分のみなおしてしますために起こります。