外壁雨漏り|暴風雪 外壁劣化 外壁漏水
新潟市は昨日から爆弾低気圧の影響で暴風雪となりました。黄砂がとび春の気配もあったのですが、また真冬に逆戻りです。
ここ2回ほどALC外壁の劣化・漏水の話題を書きましたが、このような暴風雪になると外壁からの漏水が増えてきます。
窯業系のサイディングやALCなどの外壁は、窓周りや目地をコーキングで防水しています。コーキングの材料として一般的に変成シリコーンが使われていますが、築年数が経過してくると紫外線により劣化が進みコーキングが切れる現象が起こります。また劣化した外壁は水分を含みやすく、内部に侵入した水分は膨張し、外壁自体を劣化させます。ひどいときには外壁の爆裂現象や、変形をも引き起こします。
紫外線ーなどで劣化したコーキングに外壁の変形が重なれば、更にコーキングがきれやすくなります。コーキング切れを起こせばもちろんそこから水が浸入してきます。また外壁の裏側、見えない部分にも雨が廻らないように水切り等板金を加工したものが入っています。壁と屋根の取り合いや出隅入り隅のコーナー部分玄関ポーチと外壁の取り合い等、この見えない部分をどのように施工してあるかで雨漏りに大きく関わってきます。ここ1年間で4件ほどありましたが、屋根と壁の取り合い部分の板金がさび、穴が開いていていたり、立ち上げの高さが足り漏水したケースなど、強風時にしかわからない雨漏りもあります。
《瓦と外壁の取り合い部分水切り錆び穴》
強風時は建物の劣化した場所や納めた部材の性能不足、手抜き工事などの弱点を容赦なく付いてきます。雨漏りが発生した場合は何かしら支障が出てきているサインでもありますので、早めにチェック修繕をすることが大切です。