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台風11号への準備|台風時 雨漏り対策

台風11号が南大東島付近を通過中です。予報では日本列島に上陸するそうですが、四国、中国地方など先日も豪雨で被害が出た地域での新たな災害も心配です。

進路予想図を見ると、10日日曜日頃から新潟県も台風11号の影響が予想されます。

 

台風のあと、雨漏りのお問い合わせをいただく事があります。

今までお問い合わせをいただいた中で、事前に準備しておけば雨漏りを防げたケースもあります。

そこで台風時の雨漏りへの備えをチョッと書いて見ます。

 

 

台風が来る前にしておくこと(台風が来てからの強風時には危険ですので絶対しないでください。)

 

・軒樋、竪樋などの落ち葉、泥、ごみなどを取り除き、雨水の流れを浴してください。(高所作業は危険を伴います。高所作業になる場合専門業者に依頼しましょう。)

・軒樋、竪樋に割れや外れ束所がないかチェックしてください。竪樋などが割れている場合、最悪ガムテープなどでも良いので補修してください。(軒樋、高所の竪樋は危険が伴う事もあるので専門業者に依頼しましょう。)

→雨樋からあふれた水は屋根に降ってきた水を集めた量になるため、普通に建物に吹き付ける雨よりもはるかに水量が多くなります。きちっとした納めの屋根や外壁でも、水を返す許容量を超える場合があります。竪樋の割れや外れ部分から大量の水があふれ外壁に打ち付ける場合もあるので、同様のことが起こる可能性があります。

 


・陸屋根、ベランダの排水口(ドレン)の落ち葉、泥、ごみなどの清掃をしましょう。

→ベランダ、陸屋根の排水口が詰まるとプール状態になり、少しの穴、隙間、外壁・笠木の取り合いなどから漏水する場合があります。

 


・ベランダや陸屋根などに物がおいてある場合は風の影響を受けない場所に移動してください。

→近隣への迷惑になる場合があります。風で飛びやすいものは移動、またはしっかりと固定しましょう。


 

弊社で経験した本の一例と一般的に言われている対応策を書かせていただきました。

これはチョッと防ぎきれないケースかもしれませんが、不運な事に風で飛ばされたビニル袋がベランダの排水口をふさぎ雨漏りしたケースもありました。

このような場合は別としてちょっとした準備で雨漏りを防ぐこともできます。

 

ただし台風は「風を伴う雨」となるケースが多く、建物の外壁、屋根、ベランダなどに

①屋根材、外壁材、目地コーキング、ベランダ・屋上の防水材などに経年劣化が見られる場合

②屋根、外壁、コーキング、防水などの雨仕舞いに関する工事に手抜きがあった場合

は雨風を伴う台風は容赦なく弱い部分を狙い雨漏りを発生させます。

昨今、ゲリラ豪雨など台風までは行かなくとも強烈な雨風の起こる事も多くなっています。台風一過と同時に次への雨漏り対策を考えれれるのも良いと思います。