台風による雨漏りの原因で多いのは・・・
日本列島を台風18号が襲い各地で甚大な被害が出ました。被害にあわれた皆様にお見舞い申し上げます。
新潟県でも堤防の決壊がありました。新潟県内ではありませんが、弊社のお客様も突風により社屋が被害にあわれたとお伺いいたしました。
被害にあわれた皆様の一日も早い復旧を心より願っております。
私の住む新潟市中央区でも台風の接近によりどんどん雨風が強くなりました。雨の様子を窓から見ていましたが、横殴りの、しかも大粒の雨でちょっと先が見えないくらいに強く降っていました。
台風一過・・・休み明け出社すると、多くの雨漏りに関する問い合わせを頂きました。ちょっと例をあげてみますと・・・
①新潟市内:住宅
「窓周りから漏水している。雨漏りの点検をしてほしい!」
→原因はおそらく外壁の窓上ジョイント部と思われます。今回の台風で初めて雨漏りしたとのことで、基本的な外壁の収まりは問題なかったのかもしれませんが、予想以上の雨風+風向きによるものと思われます。
②新潟市近郊:住宅
「ベランダの下の部屋が雨漏りをした。FRP防水で施工してあり、防水層は全く問題ないようなのに・・・ちょっと見てほしい。」
→FRP防水自体は全く問題ありませんでした。原因はベランダ周りの外壁と笠木の取り合い部分がうまく収まっていなかったものと思われます。また外壁のシーリングに数か所問題があり、笠木部分と外壁が原因と思われます。築年数が浅いことも有り、施工を行った板金屋さんに補修してもらうようアドバイスさせていただきました。
③新潟市内:工場
「工場の屋根が雨漏りしたのでチェックしてほしい。」
→一般的なハゼタイプの折半・切り妻で雨漏りが最も少ないと思われる設計でしたが、棟部分(屋根の頂点)の施工に疑問を感じました。築25年たって棟周りのシーリンが切れ、疑問の残る施工部分から漏水したと思われます。
安価に早く修理する方法(5~10年で再点検、再補修が必要)と
根本から補修する方法と提案させていただく予定です。
④新潟市:事業所
「作業場の床が濡れている。原因を調べてほしい。」
→台風の影響により外壁~基礎の取り合い部分から漏水したと思われます。
通常の雨風では漏水はなく、量もそれほどでは無いようですが、これから迎える台風シーズンを考えると補修したほうが良いと思います。費用もそれほどかかりません。
台風等主に強風が原因の雨漏りは外壁周りが関係していることが多いようです。
普段の雨では雨漏りは起こりませんが、万が一の場合に備えて補修をしておくことをお勧めいたします。