エネルギー事情と貿易赤字と省エネと・・・
放射冷却現象の影響なのか、天気がよく日が差しても気温が上がりません。
昨日・今日と3月中旬並みのところもあるようですが、新潟は寒いです・・・
昨年よりも雪は少ないですが、寒い日が多いような気がします。
円安の影響なのか、石油の相場の影響なのか、レギュラーガソリンの価格が上昇しています。資源エネルギー庁によると、1/28の時点で151.2円となり、昨年11月26日の145.5円を底値に上昇が続いているようです。灯油も高く、暖房費もばかになりません。
石油価格の上昇についてちょっと調べていたら、エネルギー関連の輸入が増えたため、1月上旬(1~10日)の貿易赤字が1兆円を超えた模様です。
ここにも寒さの影響があるようです・・・・
※ここからは私の妄想も含まれます。
日本だけでなく、ユーラシア大陸のあちこちに寒波の影響が出ているようで、中には死者がでているところもあったようです。当然、暖房のためのエネルギー需要は増えるはずです・・・反対に南米、オーストラリアは熱波・・・冷房のためのエネルギー需要は増えて当然ですね・・・
円安の影響だけではなく、世界的なエネルギー需要の増大の影響が大きいのかもしれません。
ちょっと想像が大きくなりすぎたので、改めて私の地元の状況をみてみると・・・
「東北電力が2月に値上げ申請、家庭向け10%程度値上げ」とのことです。
普通の企業と違うなーと思ったのは売上高は昨年比約10%も伸びているのに赤字の点です。
寒い日が続いたことで電力需要が伸び売上が上がったのでしょうが、火力発電の燃料費が上昇したため赤字なのでしょう。
具体的数字が載っていたのでちょっと見てみますと
新潟県内の2012年12月分の販売電力量(前年比)
●全体 ↑2.2%増
・一般家庭向け ↑5.4%増
・小規模工場など向け ↑20.3%増
・業務用電力(デパート等) ↑6.7%増
・産業用その他(大規模工場等) ↓3.9%減
上の数字をみれば、1月上旬の貿易赤字のとおりですね・・・・
輸出関連企業の製造量が減って使用電力が下がり、当然輸出額が減る。
寒さのため暖房用電力量が上がりエネルギー輸入額が増える。
家庭や事業所でもエネルギー(電力)消費量が増え、エネルギー(電力)価格が上昇すれば、経費(赤字)の幅は大きく増えます。
日本の国が活力を取り戻すために・・・
貿易赤字を減らすためにも、暖房の経費を下げるためにも省エネに取り組んでみませんか?