住宅 結露 寒さ 対策|断熱内装リフォーム
先週末は朝起きると雪にすっぽりと覆われびっくりしました。日曜日、所用でビッグスワンを訪れましたが、「Jリーグ最終節 アルビレックス新潟VS柏レイソル」が中止になるのも十分理解できる積雪量でした。こんな雪の中、前日乗り込み、テントで一夜を明かした柏サポーターがいたそうで頭が下がります・・・
いよいよ新潟に本格的な冬が来ました。車で走っていると屋外の温度計はおおむね
1~3度をさしています。一般的な暖房の設定温度は、省エネ設定で20~22度、普通は22度~24度といったところでしょうか・・・外気温との差は20度前後となります。20度も温度差があると避けられないのが結露の問題です。目に見える現象として、冬場は窓ガラスに結露した水滴が付きます。しかしながら結露しているのはガラスだけでしょうか?
窓ガラスだけではないようです。特に機密性の高い建物、マンションなどの北側の部屋では、壁の結露が問題となるケースもあります。実際にあったケースをご紹介します。
①マンション北側の部屋 結露
症状:窓、壁の結露
結露がひどく、空気の流れが悪い場所(たんすの裏、ベッドと壁の間など)で大量の結露により壁紙クロスが濡れはがれる。はがれたクロスの裏には黒かびがびっしり。クロスがはげていない部分でも、カビがクロス表面に大量発生。(ベッドと壁の間など)
②事業所(鉄筋コンクリート造) 結露
雨漏りと結露で冬場になると階段室壁(コンクリート、塗装仕上げ)が結露。1~3Fまで壁・天井に黒かびがびっしり発生。
《全面かびだらけの 内壁》
③軽量鉄骨造プレハブ住宅
1F2Fとも暖房が効きにくい。特に1F西北にあるリビングは結露により部屋の隅の壁クロスから黒かびが発生した。
マンションでも事業所でも鉄筋コンクリート造の建物は、木造と比べると機密性が高いため、普段暖房をつけている部屋と暖房を使ってない部分での空気の移動が室内だけで起こります。温度差、温度が高い部屋にあった空気中の水蒸気が、寒い部屋にながれることによって、飽和状態となり空気中にとどまれなくなった水蒸気が水となり結露が発生します。おまけに、断熱性能は物質単体で比べれば 木>コンクリートです。しかも木造は木が湿気を吸ったり出したりしています。マンションなどの石膏ボードの裏側は断熱材+コンクリートになっていますから、北側の部屋のコンクリートは、石膏ボード1枚と断熱材をへだててコンクリートと同じ温度になっています。
北側の部屋やコンクリートがそのまま出ている部分は当然他の部分よりも温度が低くなるため、結露しやすいのです。ガス、灯油の暖房器具は燃焼時水蒸気を発生しています。この水分も結露に関係しています。
結露を軽減する(完全に抑える事は難しいです。)ためにはどうすればよいのでしょうか?
一つ目は空気がよどまないように常に流動させることが大切です。・・・が、冬の寒い時期に空気をよどみなく建物全体で流動させる事は暖房効率を考えても無駄が多くなります。効率よく結露を軽減するには、できるだけ温度差(外部と内部、石膏ボードとその裏側)を無くすため断熱すれば良いのです。窓ガラスも同様です。
一般的に断熱性能を高めるための工事は、内装のビニルクロスを剥がし、石膏ボードの壁を外し、断熱材をより高性能なものに入れ替え(もしくは追加)、ビニルクロスを復旧します。(外壁を外すケースもありますが、こちらのほうが足場、外壁の貼り替えとコストがかさみます。)大掛かりな工事となり、費用も工期もそれなりにかかってきます。
つまり、お困りのお部屋だけ断熱内装リフォームする事がコストも工期も一番効率的だといえます。
「断熱塗料ガイナ」(クリック)は短工期でしかも上記工事を行うのと比べコストをかけずに天井・壁の断熱性能を向上させる事が可能です。しかもたった1mmの塗膜厚で一般的な断熱材と同等の断熱能力を発揮するといわれています。(注:断熱性能は一般的に断熱材の持つ断熱係数×厚さ《m単位》で図るため塗膜1mmのガイナでは判定不可能ですが、各種研究機関でその性能が検証されています。)
本来熱は、天井・壁を通り抜け外部へ逃げてしまいます。ガイナを塗布した天井・壁は熱の移動を壁天井の表面を移動に替えるためエネルギーロスを最小限に抑える効果があります・
「断熱ガラスフィルム NTフィルム」はガラスの熱伝導率を大幅に改善し、部屋内と屋外の熱移動を大幅に抑制します。一般的に省エネガラスフィルムといわれるもののほとんどは夏の暑さ(日射熱)を抑えるだけの遮熱フィルムです。「NTフィルム」は断熱性能を持つフィルムのため夏だけではなく、冬、室内の熱が外部へ移動する事を抑制します。夏も冬も窓からの熱移動が部屋全体の熱移動の55~70%を閉めるといわれ、窓の断熱は冷暖房の効率化に大きく影響します.
前述した①~③の結露例のうち
①は工事をせずに終わりましたが、
②に関しては
・カビ全面清掃
・一部下地の撤去及び新規下地に交換
・断熱塗料ガイナ塗布
・空気の流動性を高めるため小サイズの換気扇取り付け
の工事を行った結果、階段室は以前のようにじめじめした感じが改善され、結露の量も格段に減少しました。
③に関しては
・カビた部分のボード一部交換の上クロス部分補修
・断熱塗料ガイナを内装 壁・天井に塗布
・窓は樹脂製インナーサッシ後付
の工事を行いました。工事後はエアコンのサイズを一回り小さくしたにもかかわらず暖房が効くようになり、目立った結露も発生していません。
寒い冬を快適に過ごすため、暖房効率や結露を軽減する省エネ断熱内装リフォームをご検討されてはいかがでしょうか。ガイナ・NTフィルムの調査、見積もりは無料です。各種資料をお持ちし説明させていただきます。
お気軽にお声掛けください。